リアルな解剖学的・臨床的機能で乳児治療

気道管理

陽圧換気、気道確保用ラリンゲルマスク (LMA)挿入、ETチューブなど乳児気道管理のあらゆる局面についてトレーニングができます。動的な容態の変化により、舌浮腫、咽頭閉塞、喉頭痙攣などの症状を再現します。

呼吸

SimBabyでは、自発呼吸の様々な深さとペース、またシーソー呼吸のような複雑な症状がシミュレーションできます。緊張性気胸などの危険な状態では胸腔穿刺と胸腔ドレーンをシミュレーションして管理します。低酸素状態においては、口腔部位でチアノーゼを表現します。

循環機能

血圧は調整可能で、コロトコフ音の聴診によってマニュアルで測定します。脈は手首の付け根、上腕、大腿部の脈測定ポイントで測定可能です。

除細動

SimBabyではリアルタイムでの除細動、ペーシングと連動したカルディバージョンが可能です。

血管アクセス

SimBabyにはIV用の腕と双方のIV/IOの脚を搭載していて、輸液や血液採取を行うことができます。

解剖学的構造

正常時または膨張状態が表現できる泉門や発作がシミュレートできる胴部など生体と同じ特徴を持ち、乳児の緊急状態を認識し管理できるよう支援します。

業界のリーダーによって開発された乳児のシナリオ

豊富なトレーニングシナリオが用意されており、SimCenterで購入できます

二次救命処置(ALS)や米国心臓協会の2010年ガイドラインなど多数のシナリオや次のようなシミュレーションサポートツールも用意しています。

  • 症例概要
  • 設定および準備チェックリスト
  • 学習目標
  • 患者履歴
  • デブリーフィングガイド

SimBaby用に開発された豊富なシナリオは、www.mysimcenter.comにて取り揃えています。

   

LLEAPで簡単操作

SimBabyは操作しやすいLLEAPソフトウェアを使用しており、ユーザーが自身のシナリオを構築したりSimStoreのコンテンツが利用できるようになっています。

LLEAPソフトウェアはマネキンと直接交信し自動的にリアルタイムのイベントログを生成します。これにより患者モニターおよびビデオ録画と同期してシミュレーションが最適に行われ、デブリーフィングにも役立ちます。

タッチスクリーンの患者モニターでは、12誘導心電図、SpO2、血行動態圧、心拍出量、その他のパラメータを見ることができます。波形パラメーター、アラーム機能、スクリーンレイアウトを設定することもできます。X線、ラボ結果、ビデオなども患者モニターに表示されます。