コンテンツへ
ナビゲーションを開く
ResusciAnne Insitu Training Hero.jpg ResusciAnne Insitu Training Hero.jpg

病院前救急活動

Webセミナーシリーズ

病院前救急活動に従事する 皆さまへ捧げる Webセミナーシリーズ

レールダルでは、救急活動に従事する皆さまを対象として、ハイパフォーマンスCPRの普及・認知度の向上およびシミュレーションを使った効果的なトレーニング手法のご紹介を目的とし、全4回にわたるWebセミナーを開催いたします。

皆さまの日々の活動・トレーニングのご参考になれば幸いです。ご参加、心よりお待ち申し上げております。

第4回:12月1日(木) 18:00~18:30
PROST(救急隊員向けシミュレーションプログラム)の効果的活用方法

小林正和 先生 東北大学病院高度救命救急センター
荒田悠太郎 先生 東北大学クリニカル・スキルスラボ

PROST(プロスト)とは産学連携事業にて、東北大学スキルスラボ、仙台市消防局、レールダルメディカルが共同開発した、救急救命士・救急隊員向けシミュレーション教育プログラムです。
PROSTでは、救急隊員が判断に迷いやすい症例、特に内科的疾患や複合的要因による疾患を用いた訓練により、救急活動時間の短縮と臨床推論能力の向上を目指しています。傷病者観察時の病態評価能力を高め、評価に基づく病院選定やより一層の早期搬送の実現に向け、救急現場で起こりうる判断に迷いやすい30症例以上のシナリオを用意しています。
今回のWebセミナーではPROSTの説明と、救急隊員が実施しやすいように開発されたシミュレーターの操作方法と振り返り方法をご紹介したいと思います。

第4回:12/1(木) 18:00~18:30 お申込み

11月11日終了:ご参加いただき、どうもありがとうございました
院外心肺停止患者の社会復帰率向上へ、消防機関と連携した新しい心肺蘇生の質検証システム~Utsunomiya model~

藤田健亮 先生、井上聡 先生 済生会宇都宮病院 救急・集中治療科

院外心肺停止の患者の社会復帰を目指すとき、いち病院、いち消防がそれぞれ単独で努力や工夫を行うだけでは不十分です。Chain of survivalで知られるように、Bystanderから始まり、消防やドクターカーが行う病院前救護、病院内での集中治療、その後のケアまで含み、地域で取り組む必要があります。
済生会宇都宮病院 救急集中治療科では2022年からPrehospital ECPR (院外心肺停止患者に現場でECMOを装着する蘇生)システムを開始しています。これまでの常識を超える試みで、高い社会復帰率を目指しています。この高度な蘇生を支えるのは、ECMO導入前の通常の蘇生を高い質で行うための消防との定期的な訓練、月3〜4回で行われる現場での蘇生やECMO導入のシミュレーション、ICUでの質の高い管理であり、多機関、多職種、多部署、大勢のスタッフの努力あってこそです。
シミュレーションや訓練は、同じ試みを目指す国内の他施設からも見学に来ていただき、またメディアにも取り上げていただいています。今後も引き続き努力し、栃木県はもちろん、国内全ての地域で、心肺停止から社会復帰できるチャンスを高められるようなシステム構築に関与していきたいと思います。

<消防機関と連携した課題解決に向けての検証会実施>
★課題:実際の病院前における心肺蘇生では、胸骨圧迫が中断或いは質が低下する可能性がある時間帯が存在する。さらにそれは、<地域 (交通量や住宅状況など)>や、<救急隊 (隊員数、救急救命士数、mechanical CPRデバイスの有無など)>、<病院 (DrCar/DrHeliの有無など>など様々な要因に影響される。そのため、画一的なストラテジー(プロトコール)ではすべての患者に対して最良の心肺蘇生とはなり得ない。

★課題解決に向けの検証:レールダルメディカル社のレサシアンQCPRおよびQCPR SkillReporter アプリを用い、心肺停止患者に接触してから病院に収容するまでの一連の活動の中で、胸骨圧迫の質を連続的に評価した。これを用手的(manual) CPRと機械的(mechanical) CPRの両方で同検証を行い、それぞれの特徴を踏まえた最適な病院前心肺蘇生ストラテジーを検討する。

11月15日終了:ご参加いただき、どうもありがとうございました
救急救命士国家試験対策コンテンツの導入メリットとその効果

立岡伸章 先生 教授副学科長 救急救命士
釜萢一正 先生 講師 救急救命士 

弘前医療福祉大学短期大学部 救急救命学科

当大学では、救急救命士国家試験の状況設定問題(必修C問題)の内容をシナリオに落とし込み、学習者同士で自己学習できるようチェックリスト機能が設けて、シミュレーション後に振り返りが可能な仕組みを整えました。ベーシックな内容のため、消防職員専科教育救急科でのシミュレーション訓練での活用や、救急隊員、新人救急救命士、民間の救命士養成校に対して観察スキル・アセスメント力の基本が学べるシミュレーションとなっています。
今回のWebセミナーではこの教育手法を導入したことによるメリットと導入後に認められた効果について、具体的な事例を交えてご紹介したいと思います。

11月24日終了:ご参加いただき、どうもありがとうございました
ICTを活用した理想的なシミュレーション教育~SimCaptureの活用~

鈴木健介 先生  准教授 救急救命士/博士(医学)

日本体育大学保健医療学部救急医療学科
日本体育大学大学院保健医療学研究科 救急災害医療学コース

当大学では、シミュレーション実習でSimCaptureを活用しています。SimCaptureでは、事前課題設定やシミュレーションの撮影記録(iPadのSimCaptureアプリにて録画)、シミュレーション後の復習が行えます。また記録動画を研究素材として利用しており、教員・学生双方にとって効率的で効果的な研修・授業展開を行っています。
今回のWebセミナーでは、当大学におけるSimCaptureを活用したシミュレーションの動画記録の様子や、VRを含めた実習の流れをご紹介するとともに、撮影したディブリーフィング動画をどのように評価するかをご紹介します。

第3回:11/24(木)12:15~12:45 お申込み

ハイパフォーマンスCPR

高度化された救急活動における救急隊チーム蘇生スキルを向上させるトレーニング