レールダルのFuture Fitモデルでは、以下の評価の支援をします
- 新しいソリューションや新しい働き方がもたらすポジティブな影響 より良いことをするために
- 環境リスク、および私たちが提供するソリューションによって生じる潜在的な害を、代替ソリューションによってどのように抑えることができるのか、また害を減らすことができるのか
このモデルは、製品開発プロセスに統合されています。
2030年の目標:バリューチェン全体で循環型資材を「リデュース、リユース、リサイクル」し、持続可能性を組み込んで新しい製品をデザインします。
2019年のレベルと比較した削減
現在の重点領域/テーマ
2021年志を行動へ
私たちの事業運営で長期にわたる持続可能性を確保するために、ソリューションの提供方法を見直す必要があります。循環型資材の使用と、より循環的で非物質化したユーザーアプローチの双方によって、より循環的なソリューションを提供することを目標としています。
より循環的なアプローチへの移行は「リデュース-リユース-リサイクル」の考え方により推進され、組織全体に統合されています。持続可能性をあらゆる活動に取り入れるために、ノボノルディスクのFuture-Fitベンチマークモデルの要素を用いてレールダルのFuture-Fitモデルを開発しました。
このモデルは、製品開発プロセスに統合されています。
この使命に向けてまい進する上で、より少ない又はより多くの持続可能な資材を用いて、人々の生命を救う手助けをするというコミットメントを果たします。例えば、共有のモデル、デジタルソリューションの開発、ヘルスケアトレーニングを要する組織がすでにその分野で使用している機器に接続できるエコシステムの構築などにより、機器が効率的に使用されるようにします。循環型ビジネスモデルへの移行は、持続可能なソリューションを提供するために必須であるだけではなく、カーボンニュートラルであるという当社の使命を達成する鍵でもあります。
原材料
循環型資材の使用と循環型ソリューションの策定を組み合わせて、原材料の投入を最小限にしています。
リサイクル
当社は、内部だけでなく、IVARなどと提携して外部でも資材をリサイクルしています。
残留廃棄物
テークバックスキームをさらに開発し、組立オプションを増やすことで廃棄物を最小限にしています。
サービス
クラウドベースのサポートシステムや追加のサービスの利用を増やすことでサービスの向上に努めています。
製品開発
持続可能性を最大化するツールとして製品開発プロセスでZeroAimを使用しています。
製造:内部及び外部
再生可能エネルギーを使用し、資源やエネルギーの効率化に重点を置くことで経営効率に向かってまい進しています。
ロジスティックス
エネルギーの消費を削減し、再生可能エネルギーを使用する輸送手段及びパートナーを選択します。
販売及びユーザーモデル
ソリューションを最適化し、完全なデジタルプラットフォーム及び共有モデルを介してより多く提供できるようにまい進します。
リサイクリング資材と部品を組み合わせ、生産性を向上するソリューションをより多く策定することで原材料の投入を最小限にします。当社の資材チームは継続的に新しいソリューションを調査して、資材の使用の持続可能性向上に努めています。当社製品のプラスチックの代替として、バイオベースのソリューションを過去1年間にわたってレビューしました。
その結果、新しいテクノロジーやソリューションが台頭しているものの、その耐久性には限界があり、レールダルにとっては持続可能性を進める上での主な要因となることが示唆されました。このようなソリューションの使用を増やすように努めていますが、製品の耐久性が損なわれないようにしなければいけません。ユーザーモデルを変えることで寿命の長い製品の持続可能性を強化すると、ユーザー の生産性が向上し、ソリューションの提供に必要な資材が減ります。
より循環型で非物質化したユーザーモデルをデザインすることは、製品開発プロセスの主な側面です。レールダルの未来に適合するモデルを使用し、当社の開発チームは、より持続可能な製品に導くデザインソリューションに着目しています。プラスチックの使用量を減らす代替法を見つけ、可能な場合は使用済みプラスチックなどのプラスチックの種類について正しい選択を行い、サービスやアップグレードが容易にできる製品を設計しようと努めています。しかし、持続可能性は製品に関するものだけではなく、必要な包装資材の量を減らし、持続可能な包装を選択することでもあります。
デザイナーやエンジニアが職務上の決断を下す手助けとなるように、ZeroAim持続可能性ガイドを策定しました。その目的は、複数のコンセプトを評価し、比較し、より持続可能な製品設計ができるようにすることです。このガイドは、製品の寿命を通して当社の意思決定が与える影響を検討する手助けにもなります。このツールを統合することで、持続可能性は付加物ではなく、開発の基本的な特徴となります。
循環型ソリューションの提供に向けたアプローチでは、製造プロセスが重要です。当社では、内部イニシアチブを設定し、廃棄物の撤廃、リサイクル、再生可能エネルギーの使用、資源とエネルギー効率の強化を通して、経営効率の達成を予定しています。生産の大部分は外部のサプライヤーが担っていますが、これは、この変化における連携の鍵です。
健康と安全性に着目して、サプライヤーと協働し、知識を交換し、互いに学び合います。環境への影響に関するOECDガイドラインの使用を、生産を評価するフレームワークとして既に開始しており、サプライヤーも使用することを期待しています。
サプライチェーンの輪をつなぐことは、テークバックシステムと新しい販売モデルの双方で、循環型製品のサービスを最大限に利用するロジスティックスの使用が増加したかどうかにかかっています。
この過渡期に、輸送ツールを用いてロジスティックスを最大限に利用し、可能な場合は再生可能エネルギーによる輸送を使用します。
より循環型ソリューションに向けたこの過渡期の不可欠な部分は、販売及びユーザーモデルに生じる変化です。共有のデジタル及びサービスベースのソリューションの開発を介して、直線的モデルから循環型モデルに移行中です。これらのソリューションは、非物質化された生産的な使用により環境への影響を減らす上で役立つだけではなく、人の生命を救うという目標達成を可能にします。
ソリューションへのアクセスを増やして、資源の利用を削減した方法でより多くの人をトレーニングすることができます。
レールダルでは、より循環型ソリューションを提供するうえで鍵となる耐久性と品質を常に重視しています。より持続可能な方法でサービスとメンテナンスをさらに重視することで、製品の耐久性は強化されます。
循環型ソリューションでは、効率的なサービスとメンテナンスプログラムが必要です。レールダルにとって耐久性と品質は常に主な優先事項で、あらゆる市場に配置されているフィールドエンジニアや確立されたサービスセンターを介してすばらしい設備を既に設置しています。さらに、関連したソリューション向けにデジタルメンテナンスとサービスを設けています。容易にアクセス可能なアップグレードサービスを介してソリューションの耐久性を最適化し続けています。
サービスと修理オプションを最適化し続け、組み立て/分解の状況にさらに重点的に取り組みます。これにより、将来的に耐久性アプローチが強化されます。動画デブリーフィング及びシミュレーションセンターマネジメントソリューション(後述)の大手プロバイダーであるB-Line Medicalの買収により、新しいプラットフォームと知識を展開しているため、当社のデジタルサービスは拡大し、改善しています。
製造の効率化に重点を置き、スクラップと廃棄物のリサイクリングを介して、内部廃棄物を最小限にしています。デジタルプラットフォームを介して循環型、共有、非物質化ソリューションを提供することで、製品に関連する廃棄物を削減し、広くリサイクル可能な資材の使用を増やし、ユーザーに製品の寿命が終わったらリサイクルするように奨めてています。
テークバックスキームも策定し、組み立て-分解オプションも増やしています。サービス、修理、耐久性に、より重点を置くことで、廃棄物削減に役立ちます。
ソリューションの持続可能性は、何よりもまず耐久性及び生産的な使用により促進されます。当社が重視していることは、まずリデュース、そしてリユース、製品が目的の役割を果たせなくなったら最後にリサイクルをします。。当社にとって、単回使用製品又は製品寿命の短い製品のリサイクルは特に重要です。これらの製品にはリサイクルされた又はリサイクル可能な資材の使用を拡大することを決定しました。また、製品寿命の長い製品でもテクノロジーが進化し、ソリューションの耐久性に影響を及ぼさない場合は使用します。スクラップや内部で使用済みの資材あるいは現地のパートナーが使用した資材をリサイクルします。現在、このループをサプライチェーン内で完結させる収集システムについて検討中です。
蘇生の質の向上(RQI)
American Heart Association(アメリカ心臓協会)と連携してRQIプログラムを作成し、提供しています。プログラムは、資源や知識を組み合わせた「共有モデル」の一例です。このプログラムでは、オンライン学習と独立型の蘇生スキルステーションの両方を組み合わせた、自己管理型の手法を採用しています。
このアプローチにより、アクセスや利用率が向上し、医療従事者ひとりあたりが必要とする機器の量を減らしながら、医療機関における蘇生の質を向上させることができます。
現在、プログラムの導入はオンラインとデジタルサポートを介したリモートで行われ、移動や総排出量を大幅に削減しています。
B-Line Medicalによるクラウドベースのソリューション
2019年に、実現可能な技術の使用によりポートフォリオを強化するために、B-Line Medical (動画デxブリーフィング及びシミュレーションセンターマネジメントソリューションの大手プロバイダー)を戦略的活動の一環として買収しました。B-Lineのポートフォリオの主要部分であるSimCaptureは、完全にクラウドベースで、新たな特徴、トラブルシューティング、カスタマーサポートをより迅速に策定し、リモートで実行できるようになります。物理的にその場にいる必要はありません。そのため、移動の必要性が著しく軽減され、同時に反応性が高まります。時間と共に、クラウドベースのソリューションではハードウェアを必要としなくなり、資材や電子部品の使用が削減されています。
Stavanger Regionでは、公的なリサイクル企業(IVAR)とのパートナーシップを開始しました。
IVARの最新式の工場を活用してレールダルの廃棄プラスチックを処理する機会を検討しています。そのプロセスの初期段階にありますが、IVARが現在設置している22台の機械によりさまざまな種類のプラスチックが洗浄/分別されており、初期結果は有望だと思われます。必要に応じて、専用の機械でさまざまなレールダルの廃棄物を洗浄し処理することもできます。
IVARで処理した廃棄プラスチックを当社の製品に使用できるかどうかを検討中です。当社にとって品質はすべてであり、高い基準が維持され、製品があらゆる関連資材のコンプライアンス要件を満たすように努めています。
持続可能なテクノロジーに関して高まる知識により、部品作成の3D印刷のイニシアチブの開発段階にあります。これにより、未使用のスペア部品による不要な廃棄物を減らすことができます。さらに、当社の製品のリサイクルしたプラスチックやスクラップを使用して、3D印刷のフィラメントの作成に取りかかっています。
開封時の廃棄物による環境的な資源の消費を削減するために、プラスチックや段ボールを包装材から削除する/削減する段階にあります。
未使用プラスチックの依存度を軽減するために、リサイクル済みの資材を使用して、実験的にスキンを開発しています。テークバックスキームを確立して、リサイクル用にこれらの資材を収集する必要があります。色の品質の一貫性など、困難である可能性は高いと思います。しかし、ある顧客は、『完全な人はどこにもいない。可能であれば、この代替ソリューションを使います』とおっしゃいました。当社にとって、未使用プラスチックの使用を削減する大胆な一歩を踏み出す機会となるでしょう。
資材チームは、過去1年間にわたってマネキンフェイスシールドの代替資材を検討してきました。製品の特殊な用途と厳しい衛生要件を踏まえて、複数のコンセプトを比較検討した結果、リサイクル又は再生可能な資材が最適なソリューションであることを見出しました。
救命への貢献
さらに毎年100万人の命を救う活動を支援するという目標を、持続可能な方法で達成するために取り組んでいます。
行動を伴うビジョン
企業の使命とビジョンに基づき、当社は2030年に向けた大胆なサステナビリティの目標を設定し、それを確実に達成するための明確な行動を毎年示しています。
改善策
私たちの経済活動の結果として生じたスコープ3基準の排出量にわたって発生するすべての直接排出および間接排出量は、実証済みの順序だった方法によって計測されています。
カーボンニュートラル
2030年までに二酸化炭素の排出量の70%削減を達成します。施設、運輸、旅行、サプライチェーン全体に渡ります。
残留排出量をオフセットします。
社会的責任
当社のサプライチェーン全体でUNGPとOECDのガイドラインを順守し、最大規模のサプライヤーから次のレベルへとつなげます。