完璧を求めるためのトレーニング
スタバンガー大学では、SimPadプログラムの導入により、シミュレーションをカリキュラムに統合することに成功しました。
ピア・ラーニングによるシミュレーションにより、学生は教師がいない時にもお互いにトレーニングし合うことができるようになりました。これにより学生は、求められる臨床スキルやコミュニケーションスキルが「完全に身に付いた」と自信が持てるまで、トレーニングを何度も繰り返し行う機会が与えられたのです。
一定の形式に沿って、仲間や同僚とともに学び合うという学習方法は、基本的なスキルや手技の流れのトレーニングに効果的です。この度ご紹介する看護のための「ピア・ラーニング」は、操作デバイスSimPadPLUSで使用する、10個の標準化されたスキルチェックリストとシナリオ、および指導者と学生それぞれのためのeラーニング動画が準備されています。オンライン説明会では、操作画面も含め、コンテンツ概要や効果的な活用方法をご説明いたします。
日時:12月18日(水)、19日(木) 10:00-10:30、18:00-18:30
*各回30分、全て同じ内容です。
シミュレーションを実施できる教師やスタッフが足りないという状況は、多くの施設やセンターで聞かれますが、これはその施設にある価値ある機材が十分に活用されない、ということにつながります。施設の教育投資がみあった見返りを提供できずに、学生のトレーニング時間の減少につながります。トレーニングの機会が減るということは、学生のコンピテンシーや自信を育てるためのハンズオンの経験の減少を意味します。学生が学生を教えるという手法は、「限界的学習(Deliberarete Practice)」や「完全習得学習(Mastery Learning)」を可能にします。
一定の定められた形で、学生同士、同僚同士で学ぶという手法は、基本的なスキル・手技の習得や、効率的で効果的なトレーニングを可能にします。リソース不足、スタッフ不足といった問題が増える状況において、ピア・ラーニングは、学生に「お互い」という価値あるリソースを活用する機会を提供します。また、この手法では、シミュレーションやデブリーフィングのトレーニングを受けたファイシリテータを必要としないため、従来の学習方法と比べて、より多くのトレーニングを可能にします。
ピア・ラーニングでは、定式化された様々なトレーニングシナリオを使うことで、小さなグループのメンバー同士がお互いを学びへと導くことができます。標準化されたシナリオの多くには、スコアリング方法とフィードバックの内容があらかじめ設定されているため、学習者が「コンピテンシーと自信を得られた」と確信できるまで、繰り返しトレーニングすることができます。これは、「限界的学習(Deliberate Practice)」や「完全習得学習(Mastery Learning)」として知られています。また、このような学習では、通常、学習者同士が同じ組織の所属であったり同じ病棟の同僚であったりするため、よい効果をもたらします。この手法は、指導者による指導や、スタッフにより実施されるトレーニングにとって代わるものではなく、指導およびトレーニング活動を補完し、教育の質全体を向上させるためのものです。
スタバンガー大学では、SimPadプログラムの導入により、シミュレーションをカリキュラムに統合することに成功しました。
ピア・ラーニングによるシミュレーションにより、学生は教師がいない時にもお互いにトレーニングし合うことができるようになりました。これにより学生は、求められる臨床スキルやコミュニケーションスキルが「完全に身に付いた」と自信が持てるまで、トレーニングを何度も繰り返し行う機会が与えられたのです。
レールダルは、学生がお互いにトレーニングができるソリューションを提供したいと考えます。このピア・ラーニングプログラムには、スコアリング方法が予め設定されており、ステップごとのガイダンスが提供される形で、学生が安全な環境下で基本的スキルをお互いに教え合うことができるよう設計されています。このプログラムは、さまざまな教育の場面で活用いただけるため、より包括的な学習を可能にします。